アイさん
この前ノネの1歳半健診に行ったんだけどさ、先生に「ちょっと様子を見ましょうね」って言われちゃって…。え、うちの子なにかあるの!?ってめちゃくちゃ焦ったんだよね
ノネちゃん
ノネ、そのとき何のことかわかんなかったけどね
アイさん
そうだよね、ノネは積み木で遊んでただけだもんね。でもお母さんは頭の中ぐるぐるよ。「様子を見ましょう」って、結局どうしたらいいの?って
ノネちゃん
お母さん、帰りにアイス買ってたよね。落ち込んでたの?
アイさん
…バレてた!? まあ気を取り直して、今日はこの「様子を見ましょう」について調べたことをお話しするよ!
そもそも1歳半健診って何を見てるの?
1歳半健診(1歳6か月児健康診査)は、母子保健法第12条に基づいて、すべての市区町村で実施が義務付けられている健診です。「任意」ではなく、法律で決まっている大切な健診なんです。
主にチェックされるのは、以下のような項目です。
- 指差し:興味のあるものを指で示せるか(共同注意の発達)
- 発語:意味のある言葉が出ているか(「ママ」「ワンワン」など)
- 積み木:手先の発達や模倣ができるか
- 歩行:ひとりで安定して歩けるか
- 対人関係:目が合うか、人に関心を示すか
アイさん
こんなにたくさん見てたの!? ノネが積み木で遊んでたのも、ちゃんとチェックされてたんだ
ノネちゃん
ノネ、積み木は好きだもん!
「様子を見ましょう」は問題があるということ?
結論から言うと、「様子を見ましょう」=問題がある、ではありません。
健診の判定は一般的に3段階に分かれています。
- 異常なし:特に心配なし
- 要観察:今の時点では判断がつかない。経過を見たい
- 要紹介:医療機関や専門機関での詳しい検査をすすめる
「様子を見ましょう」は多くの場合「要観察」にあたり、「現時点では判断がつかない」という意味です。すぐに深刻な問題があるわけではなく、この後の成長で自然に追いつく可能性も十分あります。
実は、1歳半健診で要観察になるお子さんは約13.5%、およそ10人に1人。決して珍しいことではありません。
アイさん
10人に1人! そんなにいるんだ。うちだけじゃなかったんだね
ノネちゃん
みんないっしょだね
様子を見ている間にできること
「様子を見ましょう」と言われても、何もしないで待つ必要はありません。むしろ、今できることはたくさんあります。
① 健診の場で聞いておくこと
「様子を見ましょう」と言われたら、その場で以下の3つを確認しましょう。
- 「何が気になったのか」:具体的にどの項目で引っかかったのか
- 「いつまで、何を見ればよいか」:次に確認するタイミングの目安
- 「家庭で気をつけることはあるか」:普段の生活でできるサポート
聞きそびれてしまった場合は、後日でも保健センターに電話すれば相談できます。
アイさん
私、焦って何も聞けずに帰っちゃったんだよね…。後から電話で聞いてもいいんだ!
② 家庭でできるサポート
特別なトレーニングではなく、日常の中でお子さまの発達を後押しできることがあります。
- たくさん話しかける・読み聞かせ:言葉の発達を促します
- 一緒に遊ぶ時間を作る:積み木、お絵かき、ごっこ遊びなど
- お子さまの「指差し」に応える:「あれは○○だね」と言葉にしてあげる
- 生活リズムを整える:睡眠・食事のリズムは発達の土台です
ノネちゃん
お母さんが絵本読んでくれるの好き!
アイさん
ノネは何回も同じ本持ってくるよね。でもそれも大事なんだって!
③ 相談できる窓口を知っておく
不安なときは、ひとりで抱え込まず相談できる場所があります。
- お住まいの保健センター:健診を実施した場所。保健師に相談できます
- こども発達センター(柏市の場合):心理相談員・作業療法士・言語聴覚士など専門スタッフが在籍。就学前のお子さまの発達相談に対応しています
- かかりつけの小児科:普段のお子さまを知っている先生に相談するのも安心です
もし気になることが続いたら
様子を見ている中で、「やっぱり気になる」「3歳児健診でもう一度指摘された」という場合は、専門的な支援につながる選択肢があります。
児童発達支援
児童福祉法に基づく通所サービスで、発達に心配のあるお子さまが、専門スタッフのもとで遊びや活動を通じて成長をサポートしてもらえる場所です。未就学のお子さまが対象です。
保育所等訪問支援
お子さまが通っている保育園や幼稚園に、作業療法士などの専門スタッフが訪問して支援するサービスです。園での集団生活の中でお子さまをサポートできるのが特徴です。
相談支援専門員
「どんなサービスがあるの?」「うちの子に合うのはどれ?」という段階で頼れるのが相談支援専門員です。お子さまに合ったサービスの組み合わせ(サービス利用計画)を一緒に考えてくれます。相談は無料です。
アイさん
全部自分で調べなくていいんだ! 相談支援の人に聞けば、うちに合うサービスを一緒に考えてくれるんだね
これらのサービスを利用するには受給者証が必要ですが、取得の手続きについても相談支援専門員がサポートしてくれます。
柏市では、相談支援事業所「相談支援アスト」や、保育所等訪問支援「アイノネ」でもご相談をお受けしています。LINEで気軽にお問い合わせください。
まとめ
アイさん
「様子を見ましょう」って言われたときはほんとに不安だったけど、意味がわかったらちょっと落ち着いた。10人に1人って聞いて、うちだけじゃないんだなって
アイさん
何もしないで待つんじゃなくて、家でできることもあるし、相談できる場所もある。それがわかっただけでも全然違うよね
ノネちゃん
ノネもいっぱい絵本読んでもらったの。お母さんありがとう!
アイさん
…ノネぇ!泣かせないでよ!
「うちの子、大丈夫かな」と思ったら、まずは気軽に相談してみてください。早めに動くことは、お子さまの可能性を広げることにつながります。